頭蓋咽頭腫(脳腫瘍)と闘った夫の闘病記です。
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手術当日
この日は3人の手術をするので手術室に入る時間がはっきりしていなかったため、朝10時にはホテルから病院に行きました。
朝6時から夫は水分も取っていません。過食症のため辛そうです。
点滴をしてもらうと安定剤が入ってたようでウトウトしはじめました。
11時頃に私の両親と兄家族が来てくれました。
いつも多くを語らない父が「悪いものを取れば楽になるからな」と言うのを聞いて涙が出そうになるのを必死で我慢しました。

それにしても待つのは長い。まだ手術が始まっていないのに、
とてつもなく長く感じる。

午後2時45分手術室へ搬入。手術室の前でみんなで「頑張って」って声をかけると親指を立てて答えてくれました。
入ってしまってから、それまで我慢していた涙がいっきに溢れ出しました。
絶対に泣かない息子もこっそり目を拭いています。
みんな思いは同じです。がんばれ!がんばれ!

6,7時間かかると言われていたので控え室で待機です。
軽くおにぎりやパンを食べました。食べたくなくても食べないと
こちらが参ってしまいます。お茶で流し込みます

ご主人が朝8時から手術しているという方がずっと待っていて
話をすると、その方は島根から来ていてやはり、テレビで見て
ネットで検索して来れれたのだということでした。
妙な連帯感が沸いてきてしまいました。

午後7時すぎ 突然先生が出てきました。朝から手術している方の家族に説明をしています。
難しい手術だったようで時間がかかっているということでした。
私は勝手に「だったらうちは今からするのかなー」なんて思っていたら、
「○○さんの家族ですね」と聞かれ、返事をすると「難しい手術だったけどね、9割は取りました。ガンマナイフのせいで脳幹に癒着している1割がどうしても取れなくてね。無理すると命にかかわるから、残しました。今は頭閉じてるから、あと1時間くらいで出てくるよ。実際に僕がかかった時間は1時間半でした」と
全国から10人のドクターが来て学びながら手伝うらしいのです。それで同時進行が可能なんだと納得しました。
それにしてもなんて早いんでしょう。それに取れないと言われていた腫瘍の9割が取れたなんて!!全部取るのが僕の信条なんで悔しいと言われていたけど、「十分です。ありがとうございました」これだけ言うのが精一杯でした。

それから約1時間でCTを撮るために手術室から出てきました。
麻酔は覚めていませんが「よくがんばったね」と声をかけました。たくさんの方が心配してくださっていたので外に出て携帯で電話をかけました。泣いてくれた人もいました。
みんな本当に心配してくれていたのです。

しばらくたってICUに入れてもらいました。
麻酔が覚めるまでには3日くらいかかるかもしれないということでした。
こうして長い長い1日が終わったのでした。

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